磐座 いわくら |
祭祀の対象である岩、古事記では石位、日本書紀では磐座と表記。 |
陰徳積善 いんとくせきぜん |
人に知らせずにする善行のこと。福田海の教え。 |
温羅 うら |
吉備津彦命に征伐された鬼神。歴史ではなく伝承。百済から来て吉備国を繁栄させ「吉備の冠者」と呼ばれる。吉備津彦命との戦いは面白い。 |
吉備津彦命 きびつひこのみこと |
第七代孝霊天皇の皇子。彦五十狭芹彦命(日本書紀)。古事記には「大吉備津日子命」。四道将軍として吉備国に派遣される。 |
経塚 きょうづか |
仏教の経典を地中に埋納した遺跡。平安時代中頃から作られるようになり、聖なる山に多くある。 |
御陵 ごりょう |
天皇・皇后・皇太后・太皇太后を葬る墓に使うもの。第七代孝霊天皇の皇子である吉備津彦命の墓には、この名はあてはまらない。 |
修験道 しゅげんどう |
原始的山岳信仰と仏教の密教的な信仰が合わされた宗教。山に登り修行を積み呪力を得る。奈良時代の役小角が開祖。 |
特殊器台 とくしゅきだい |
円筒埴輪の元になったもので、裾が広がっている。吉備でつくられ弥生時代後期から古墳時代前期の古墳に見られる。立坂型→向木見型→宮山型。 |
布目瓦 ぬのめかわら |
瓦を作るとき型の上に用いた布目が残った瓦。鎌倉時代以前の物が多い。 |
八大龍王 はちだいりゅうおう |
法華経に登場し仏法を守護する龍族の八王。雲を呼び雨を降らせる力を持ち農耕社会で大切にされた。難陀、跋難陀、娑伽羅、和修吉、徳叉伽、 阿那娑達多、摩那斯、優鉢羅。 |
平家物語 へいけものがたり |
平家の栄華と没落を描いた軍記物語(鎌倉時代に成立したと思われる) |
藤原成親 ふじわらなりちか |
平安時代末期の廷臣、大納言。平家追討を謀って清盛に捕らえられ、備前と備中の境の有木別所で殺害される。 |