
不動岩

福田海
明治33(1900)年、中山通幽(本名 多田盛太1862〜1936)が、聖徳太子・役行者・僧行基の教えに基づいて開いた修験道の寺院。通幽は当初小学校の教員をしていたが、修験道に強い関心をもち大和の大峰山で修行し山伏になった。「陰徳積善」を生涯の目標と定め、無縁仏の供養、霊場・旧跡の修復活動に取り組んだ。昭和2(1927)年吉備津に帰郷し、有木の青蓮寺を聖徳太子の四福田から「福田海」と名付け本拠地とした。境内には不動岩と呼ばれる大岩があり、冬至の太陽を拝む場所であったとする研究者もいる。 Tel(086)287-3008