吉備の中山を守る会は吉備の中山の清掃・整備活動を中心に、史跡・遺跡・伝承を地域とともに伝える活動をしています。

樹木

岡山県南部は乾燥気候だが、吉備の中山の土壌は湿潤なので、比較的豊かな植物相になっている。
吉備の中山の植生の特徴は4点ある。
①岡山県南部の独立丘陵としては、種類が多い。(現在約790種類)
②レッドデータブック掲載種などが多く生育している。
③岡山県南部では、まれな植物も見つかっている。
④シダ植物の種類が豊富である。(98種類)


吉備の中山は昭和30年代までは、手入れの行き届いたアカマツ(図1)林で、アセビやコバノミツバツツジなどの花も咲いていた。時代と共に各家庭にプロパンガスが普及し、松葉掻きが行われなくなると下草がしげり風通しが悪くなり、マツクイムシの被害で多くのアカマツが枯れてしまった。
現在の吉備の中山の樹木は、ブナ科のアベマキ(図2)とコナラ(図3)が優勢である。この中にヤマザクラやクスノキ、場所によってはカクレミノ、ネジキ、ナナミノキ、ノグルミ、ヒサカキ、ユズリハ、ダイオウショウなどが生えている。
岡山市の保存樹として、八徳寺のヤマザクラ、尾上八幡神社のクスノキ(図4)、吉備津彦神社のスギ(図5)、モミ(図6)、ムクロジ(図7)、吉備津神社のイチョウ(図8)が指定されている。この他に特筆すべきものに、徳寿寺と真如院のナツツバキ(シャラノキ)、吉備津彦神社のイスノキ、クロマツ、福田海のムクノキ、吉備津神社のケヤキ、クロマツ、八徳寺から北東に登ったところにあるヤマザクラなどがある。

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